誕生学協会顧問からのメッセージ

近藤 卓  先生
大学教授

今ここにいることや生きていること、そもそも生まれてきたことを、心の底からまっすぐに受け入れられないような状況で、現在多くの子どもたちが暮らしているように思います。

そんな基本的自尊感情が揺らいでいる子どもたちに寄り添い、ともに生きる喜びを共有することこそが、今私たちに求められていることだと思っています。私は、いのちの教育の理論と実践の研究を進める中で、こうした問題意識と活動の指針を明確に示してきました。

そして、当然の流れのように誕生学と出会い、こうして協会の活動にささやかながら力を注ぎたいと考えているところです。
方法論が全く同じではなくても、目指す方向が同じであれば、いずれは出会うのが必然です。
誕生学協会の今後に大いに期待しています。

♦プロフィール

略歴:1948年埼玉県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は健康教育学、臨床心理学。高等学校教諭、中学校・高等学校カウンセラー、ロンドン大学精神医学教室・研究員、群馬大学、立教大学、東海大学などを経て山陽学園大学に勤務。
現職:山陽学園大学・教授。日本いのちの教育学会・会長、日本学校メンタルヘルス学会・理事、日本学校保健学会・理事。
資格:臨床心理士、博士(学術)、高等学校教諭免許(工業・社会)。
特徴:本や論文を読んだり、自らの調査・実践に基づいた研究データを元に、文章を書いたり人前で話をするのが好き。また、車、飛行機、ラジオ、アンプ、無線機、カメラなどの動くモノや機械モノ、ギター、ピアノ、コントラバスなどの音の出るモノが好きで、これらがあれば何時間でも一人遊びをしている。

♦最近の主な著書
『子どもの心のセーフティネット』少年写真新聞社、2016
『乳幼児期から育む自尊感情』エイデル研究所、2015
『基本的自尊感情を育てるいのちの教育』(編著)金子書房、2014
『子どもの自尊感情をどう育てるか』ほんの森出版、2013
『PTG 心的外傷後成長』(編著)金子書房、2012
『二十歳までに考えておきたい12のこと』(編著)大修館書店、2012
『自尊感情と共有体験の心理学』金子書房、2010
『死んだ金魚をトイレに流すな―「いのちの体験」の共有』集英社新書、2009
『いのちの教育の理論と実践』(編著)金子書房 2007
『「いのち」の大切さがわかる子に』PHP研究所 2005
『パーソナリティと心理学』(編著)大修館書店 2004
『いのちの教育』(編著)実業之日本社 2003
『いのちを学ぶ・いのちを教える』大修館書店 2002  他多数。