誕生学協会顧問のご紹介

齋藤 學
精神科医

誕生学、大葉ナナコ氏との出会いは何年前であったか。

理科や保健科目としての解説でなく、生まれてきた事実に対して、独自の視点から前向きな意識を子どもたちに持たせる、その誕生学の新しいアプローチに驚いた。赤ちゃん時代の自らの力という着眼は、学際的だからこそ、新しく貴重だ。

 

妊娠中や出産時の話や性の相談を家族でする機会はなかなか乏しい。

インターネット等外からの商業的な性に関する情報を得がちな現代の子ども達が二次性徴期を迎える前に、誕生学の出張授業がもたらす好影響に期待したい。

 

予防啓発のアクションとしての学校という場へのアプローチは、学校教育の現場に不足している分野だけに益々貴重である。

誕生学スクールプログラムにより、生と性への前向きな自尊感情を深層心理の中に産み、自分への自身を深めることで、自殺行為やいじめへの好影響となることを期待したい。

♦プロフィール

1941年東京都生まれ。

1967年慶應義塾大学医学部卒。

同大助手、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、1995年9月より家族機能研究所代表。アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院名誉教授(2002年3月~)。

医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長。医学博士。日本嗜癖行動学会理事長、同学会誌『アディクションと家族』編集主幹。日本家族と子どもセラピスト学会理事長、特定非営利活動法人日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン(通称・JUST)理事長。日本子ども虐待防止学会名誉会員。

著書に『依存症と家族』『「家族」という名の孤独』『アダルト・チルドレンと家族』『「家族」はこわい』『家族の闇をさぐる』『男の勘ちがい』『自分の居場所の見つけかた』『家族パラドクス』『「家族神話」があなたをしばる』など。訳書に『父-娘 近親姦』『シークレット・トラウマ』他。最新刊『「毒親」の子どもたちへ』、訳書『性嗜癖者のパートナー 彼女たちの回復過程』。

 

■著書リスト

『アルコール依存症』有斐閣(1979.11)

『アルコール臨床ハンドブック』金剛出版(1982.10)

『嗜癖行動と家族』有斐閣(1984.9)

『アルコール依存症の精神病理』金剛出版(1985.6)

『アルコール依存症に関する12章』有斐閣(1986.11)

『家族依存症』誠信書房(1989.8)(新潮社・新潮文庫より文庫版発刊 1999.5)

『私は親のようにならない』(監訳)誠信書房(1989.11)

『カナリアの歌』(上・下巻)動物社(1991.11)(学陽書房・女性文庫より文庫版発刊 1997.2 )

『明るく拒食・元気に過食』(共著)平凡社(1992.3)

『買い物しすぎる女たち』(訳)講談社(1992.5)

『子供の愛し方がわからない親たち』講談社(1992.10)

『嗜癖する社会』(監訳)誠信書房(1993.2)

『生きるのが怖い少女たち』光文社(1993.5)(講談社+α文庫より『家族の中の心の病』として文庫版発刊 1997.2 )

『児童虐待(危機介入編)』金剛出版(1994.10)

『バットマザーの神話』(監訳)誠信書房(1995.2)

『魂の家族を求めて』日本評論社(1995.6)(小学館文庫 1998.11)

『「家族」という名の孤独』講談社(1995.7)(講談社+α文庫より文庫版発刊 2000.9 )

『アダルト・チルドレンと家族』学陽書房(1996.4)(学陽書房・学陽文庫より文庫版発刊 1998.4 )

『変化への戦略-暴力から愛へ』(監訳)誠信書房(1996.10)

『食べすぎてしまう女たち』(監訳)講談社(1996.11)(講談社+α文庫より文庫版発刊 2000.11)

『バタード・ウーマン』(監訳)金剛出版(1997.1)

『「自分のために生きていける」ということ』大和書房(1997.5)

『いじめをなくす親子関係』(『メッセージ21』26巻)労働旬報社(1997.7)

『「家族」はこわい』日本経済新聞社(1997.7)(新潮社・新潮文庫より文庫版発刊 2000.7)

『良い子と過食症』(監訳)創元社(1997.8)

『フェミニズムとアディクション』(訳)日本評論社(1997.9)

『内なる子どもを癒す』(監訳)誠信書房(1997.9)

『アダルト・チルドレン』(監訳)金剛出版(1997.10)

『アダルトチルドレン・シンドローム』(監訳)金剛出版(1998.4)

『インナーマザーは支配する』新講社(1998.5)(新装版『インナーマザー あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」』(2004.2))(だいわ文庫より文庫版発刊 2012.3)

『児童虐待(臨床編)』金剛出版(1998.8)

『なぜ、私たちの哀しみは「食」に向かうのか』(共著:富田香里)講談社(1998.12)

『子どもたちは、いま』(共著:トリイ・ヘイデン)早川書房(1999.8)

『子別れレッスン』(共著:久田恵)学陽書房(1999.9)

『封印された叫び-心的外傷と記憶』講談社(1999.12)

『父-娘 近親姦~家族の闇を照らす』(訳)誠信書房(2000.12)

『家族の闇をさぐる』小学館(2001.3)

『シークレット・トラウマ』(監訳)ヘルスワーク協会(2002.6)

『男の勘ちがい』毎日新聞社(2004)

『自分の居場所の見つけかた』大和書房(2006)

『家族パラドクス-アディクション・家族問題 症状に隠された真実』中央法規出版(2007)(新潮社・新潮文庫より文庫版発刊 2012.5)

『「家族神話」があなたをしばる-元気になるための家族療法』NHK出版(2008)

『ヘンでいい。-「心の病」の患者学』(共著:栗原誠子)大月書店(2009.4)

『「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか』詳伝社新書(2009.9)

『依存症と家族』学陽書房(2009.9)(『嗜癖行動と家族』有斐閣 改訂版)

『あかるく拒食 ゲンキに過食 リターンズ』(共著:伊藤比呂美)平凡社(2011.12)

『わたしのままでママをやる』(共著:よしもとばなな他)WAVE出版(2012.1)

『「母」がいちばん危ない-“いい娘”にならない方法-』(共著:村山由佳)(2013.7)

『「毒親」の子どもたちへ』メタモル出版(2015.2)

『性嗜癖者のパートナー 彼女たちの回復過程』誠信書房(2015.5)他。