誕生学協会顧問からのメッセージ

山口 有紗先生
小児科医

こどもが元来もっている力は大きい、と漠然と感じていましたが、医師としてこどもと向き合う中、その予想以上の力に、日々驚いています。
病気があってもなくても、そのこどもなりのペースと方向で育とうとする力。それを支えようと試行錯誤するご家族や周囲。
もちろん、うまくいくことばかりではありません。こどもや家族がその育ちの過程で、自分のいのちの力に自信をなくし、本来の力が逆向きにならざるを得ない姿にも数多く出逢います。
でも、というか、だからこそ、というか、「いのちは大切で力のあるもの」という画一的な看板ではなく、様々な環境にあるこどもとその周囲と、その人なりの紆余曲折の中ででもやっぱり生きつづけることについて、臆せずに考え続けたいと思います。
わたしが大切な存在、あなたが大切な存在だと、ひとりでも多くのこどもと大人が感じられる世界になるように。誕生学からもヒントをいただきながら、皆で一歩ずつ進んでいけたらいいですね。

♦プロフィール

高校を中退後、ロンドンのインド人病院でボランティアを行う。

帰国後は京都で働きながら児童養護施設や不登校のこどもと関わる。

大学入学資格を取得後、立命館大学国際関係学部で開発支援、教育開発や母子保健を学び、約30の国や地域を歴訪。

卒後山口大学医学部に編入し、2012年医師免許を取得。

国際医療研究センター病院小児科コース研修医、東京大学医学部付属病院小児科、茅ヶ崎市立病院小児科を経て

現在は国立成育医療研究センターこころの診療部所属。