TEN4 自分のいのちの力

自分のいのちの力を知ろう

あなたは今、何歳ですか?

15歳?17歳?

自分の心臓の大きさって、どれくらいの大きさか知っていますか?

そう、自分の握り(にぎり)こぶしと、同じ大きさだと言われていますね。

では、その自分の心臓が動き出したのは、いつでしょうか?

  1. 受精のとき
  2. 受精後3週間前後
  3. うまれる直前

正解は・・・・・・②番!

受精後の約3週間目、妊娠6週目くらいに心臓は動きだしました。

初めて自分の心臓が動き出した時の自分の身長は、あずき豆くらいです。

お赤飯の中に入っている茶色いお豆ですね。

あずき豆くらいのサイズだった自分の体内で動き出した心臓は、

さらにすごく小さかったはずです。

その小さかったあなたの心臓が、今は握りこぶし大に大きくなり、15年以上も動き続け、今も自分のからだ中に血液を送ってくれている。

これは、すごい生命の力だと思います。

では、新しい命があずき豆大のころに、動きだす心臓ですが、全員の心臓が動くのでしょうか?

  1. すべての新しい命の心臓は動く
  2. 50% の新しい命の心臓は動かない
  3. 10~15% の新しい命の心臓は動かない

正解は③です

10~15%の新しい命の心臓は、動き出さない。または途中で止まってしまうことがあります。

それは流産と言って、新しい生命の灯りが誕生する前に母体内で亡くなってしまうことがあるからなのです。

もしこの生まれてこれなかった10~15%の生命が生まれたら、あなたのクラスメイトはもっと多かったかもしれませんね。

あなたの心臓は、今、動いています。それは当たり前のことではありません。

「あなた自身の生命力」なのです。自分自身の持つ、「いのちの力」なのです。

あなたには、生まれてから今日まで、いのちの力があったという証(あかし)です。

世界でたった一人の大切な存在。

自分の持つ「自分のいのちの力」を、これからも大切にしてほしいなと思います。

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