誕生学協会顧問・アドバイザリーボード

齋藤 學

精神科医

プロフィール

誕生学、大葉ナナコ氏との出会いは何年前であったか。
理科や保健科目としての解説でなく、生まれてきた事実に対して、独自の視点から前向きな意識を子どもたちに持たせる、その誕生学の新しいアプローチに驚いた。赤ちゃん時代の自らの力という着眼は、学際的だからこそ、新しく貴重だ。
妊娠中や出産時の話や性の相談を家族でする機会はなかなか乏しい。
インターネット等外からの商業的な性に関する情報を得がちな現代の子ども達が二次性徴期を迎える前に、誕生学の出張授業がもたらす好影響に期待したい。
予防啓発のアクションとしての学校という場へのアプローチは、学校教育の現場に不足している分野だけに益々貴重である。
誕生学スクールプログラムにより、生と性への前向きな自尊感情を深層心理の中に産み、自分への自身を深めることで、自殺行為やいじめへの好影響となることを期待したい。

Profile Picture

高橋 徳

医師

プロフィール

誕生学協会の顧問に御推挙頂き、ありがとうございます。謹んで拝命させていただきます。
視床下部で産生されるオキシトシン(神経ホルモン)は妊娠、出産、育児 などに大きく関係しています。私の過去10年間のオキシトシン研究の成果が,貴協会の活動に役立つことがあれば,望外のよろこびであります。
平成29年4月8日
ウイスコンシン医科大学教授 クリニック徳院長 高橋徳

Profile Picture

大江 近

渋谷区立上原中学校長

プロフィール

学校における生命尊重の教育は、小学校では「生きることのすばらしさ、生命の尊さ、生命のつながりとかけがえのなさ」を、中学校では「生命の尊さについて、その連続性、有限性なども含めて理解」など発達段階に応じて実施されております。
誕生学協会は「誕生学スクールプロクラム」を開発するなど、年齢に応じた生命尊重の教育を提案し全国の学校を支援しており、各学校における効果的な「心の教育」の実現に大きく寄与するものと期待致します。

Profile Picture

早乙女 智子

産婦人科医

プロフィール

人がどれほど進化しようと、人間は生身の生き物であり、この世に生を受けてからその命が尽きるまでの人生ドラマはそれぞれに課せられた物語です。
お誕生は誰もが一度だけ経験する貴重な人生経験。
ほとんどの人は自分語りとしては忘れてしまいますが、自分を見守ってくれた人の心に刻まれたお誕生の物語があります。
極めて個人的なことですが、私の母は、祖母がどうしても女の子が欲しいと祖父に懇願して、ようやく産まれた4人の兄を持つ人で、母が生まれて数か月で祖父は逝き、祖母は多くを望んではいけないと繰り返し言っていたそうです。
お誕生に焦点を当て、産まれてきた意味や人生を問うことは、良く生きることに他ならないのです。
自分らしく生まれて、自分らしく生きる。そんな生き方を応援したいと思います。

Profile Picture

齋藤 學

プロフィール
1941年東京都生まれ。

1967年慶應義塾大学医学部卒。

同大助手、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、1995年9月より家族機能研究所代表。アライアント国際大学カリフォルニア臨床心理大学院名誉教授(2002年3月~)。

医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長。医学博士。日本嗜癖行動学会理事長、同学会誌『アディクションと家族』編集主幹。日本家族と子どもセラピスト学会理事長、特定非営利活動法人日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン(通称・JUST)理事長。日本子ども虐待防止学会名誉会員。

著書に『依存症と家族』『「家族」という名の孤独』『アダルト・チルドレンと家族』『「家族」はこわい』『家族の闇をさぐる』『男の勘ちがい』『自分の居場所の見つけかた』『家族パラドクス』『「家族神話」があなたをしばる』など。訳書に『父-娘 近親姦』『シークレット・トラウマ』他。最新刊『「毒親」の子どもたちへ』、訳書『性嗜癖者のパートナー 彼女たちの回復過程』。

■著書リスト

『アルコール依存症』有斐閣(1979.11)

『アルコール臨床ハンドブック』金剛出版(1982.10)

『嗜癖行動と家族』有斐閣(1984.9)

『アルコール依存症の精神病理』金剛出版(1985.6)

『アルコール依存症に関する12章』有斐閣(1986.11)

『家族依存症』誠信書房(1989.8)(新潮社・新潮文庫より文庫版発刊 1999.5)

『私は親のようにならない』(監訳)誠信書房(1989.11)

『カナリアの歌』(上・下巻)動物社(1991.11)(学陽書房・女性文庫より文庫版発刊 1997.2 )

『明るく拒食・元気に過食』(共著)平凡社(1992.3)

『買い物しすぎる女たち』(訳)講談社(1992.5)

『子供の愛し方がわからない親たち』講談社(1992.10)

『嗜癖する社会』(監訳)誠信書房(1993.2)

『生きるのが怖い少女たち』光文社(1993.5)(講談社+α文庫より『家族の中の心の病』として文庫版発刊 1997.2 )

『児童虐待(危機介入編)』金剛出版(1994.10)

『バットマザーの神話』(監訳)誠信書房(1995.2)

『魂の家族を求めて』日本評論社(1995.6)(小学館文庫 1998.11)

『「家族」という名の孤独』講談社(1995.7)(講談社+α文庫より文庫版発刊 2000.9 )

『アダルト・チルドレンと家族』学陽書房(1996.4)(学陽書房・学陽文庫より文庫版発刊 1998.4 )

『変化への戦略-暴力から愛へ』(監訳)誠信書房(1996.10)

『食べすぎてしまう女たち』(監訳)講談社(1996.11)(講談社+α文庫より文庫版発刊 2000.11)

『バタード・ウーマン』(監訳)金剛出版(1997.1)

『「自分のために生きていける」ということ』大和書房(1997.5)

『いじめをなくす親子関係』(『メッセージ21』26巻)労働旬報社(1997.7)

『「家族」はこわい』日本経済新聞社(1997.7)(新潮社・新潮文庫より文庫版発刊 2000.7)

『良い子と過食症』(監訳)創元社(1997.8)

『フェミニズムとアディクション』(訳)日本評論社(1997.9)

『内なる子どもを癒す』(監訳)誠信書房(1997.9)

『アダルト・チルドレン』(監訳)金剛出版(1997.10)

『アダルトチルドレン・シンドローム』(監訳)金剛出版(1998.4)

『インナーマザーは支配する』新講社(1998.5)(新装版『インナーマザー あなたを責めつづけるこころの中の「お母さん」』(2004.2))(だいわ文庫より文庫版発刊 2012.3)

『児童虐待(臨床編)』金剛出版(1998.8)

『なぜ、私たちの哀しみは「食」に向かうのか』(共著:富田香里)講談社(1998.12)

『子どもたちは、いま』(共著:トリイ・ヘイデン)早川書房(1999.8)

『子別れレッスン』(共著:久田恵)学陽書房(1999.9)

『封印された叫び-心的外傷と記憶』講談社(1999.12)

『父-娘 近親姦~家族の闇を照らす』(訳)誠信書房(2000.12)

『家族の闇をさぐる』小学館(2001.3)

『シークレット・トラウマ』(監訳)ヘルスワーク協会(2002.6)

『男の勘ちがい』毎日新聞社(2004)

『自分の居場所の見つけかた』大和書房(2006)

『家族パラドクス-アディクション・家族問題 症状に隠された真実』中央法規出版(2007)(新潮社・新潮文庫より文庫版発刊 2012.5)

『「家族神話」があなたをしばる-元気になるための家族療法』NHK出版(2008)

『ヘンでいい。-「心の病」の患者学』(共著:栗原誠子)大月書店(2009.4)

『「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか』詳伝社新書(2009.9)

『依存症と家族』学陽書房(2009.9)(『嗜癖行動と家族』有斐閣 改訂版)

『あかるく拒食 ゲンキに過食 リターンズ』(共著:伊藤比呂美)平凡社(2011.12)

『わたしのままでママをやる』(共著:よしもとばなな他)WAVE出版(2012.1)

『「母」がいちばん危ない-“いい娘”にならない方法-』(共著:村山由佳)(2013.7)

『「毒親」の子どもたちへ』メタモル出版(2015.2)

『性嗜癖者のパートナー 彼女たちの回復過程』誠信書房(2015.5)他。

高橋 徳

プロフィール
1977年、神戸大学医学部卒業。関西の病院で消化器外科を専攻した後、1988年米国に渡る。 ミシガン大学助手、デユーク大学教授を経て、2008年よりウイスコンシン医科大学教授。 米国時代の主な研究テーマは『鍼の作用機序』と『オキシトシンの生理作用』。 2013年郷里の岐阜県で統合医療クリニック「高橋医院」を開業。2016年名古屋市に分院「 クリニック徳」をオープン 。

「明日の医療を考える会—ミモザ岐阜—」代表。「日本健康創造研究会」会長。

■主な著書

Physiology of love (2013),

Integrative Medicine-its role for our future medicine (2013)

Neurobiology of Acupuncture (2013)

人は愛することで健康になれる(2014)

あなたが選ぶ統合医療 (2015)

オキシトシン健康法 (2016)

大江 近

プロフィール
東京都公立中学校社会科教諭、

練馬区教員委員会・都教育庁指導主事・主任指導主事(同和教育担当、人権教育担当、安全教育担当)

人事部主任管理主事・指導部義務教育心身障害教育指導課長

渋谷区立上原中学校長

全日本中学校長会会長

日本中学校体育連盟会長

日本教育連盟会長

中央教育審議会教育振興計画部会・教員の資質能力向上特別部会・初等中等教育分科会・教育課程部会・教員養成部会・特別支援教育の在り方に関する特別委員会委員

早稲田大学大学院客員教授(2015.3退官)

教員養成評価機構評議員(2016~)

東京都人権施策専門家会議委員(2016~)

早乙女 智子

プロフィール

1986    筑波大学医学専門学群卒業

2013-2016  京都大学大学院医学研究科女性生涯看護学後期課程

1986-1991  国立国際医療センター産婦人科研修医・レジデント終了臨床薬理学教室在籍

1991-2000  東京都職員共済組合青山病院産婦人科医員

2000-2003  NTT東日本関東病院産婦人科医員

2003-2006  ふれあい横浜ホスピタル産婦人科医長

2006-2016  神奈川県医師会 神奈川県立汐見台病院産科副科長

2016-     京都大学大学院医学研究科客員研究員、身原病院

2016-     厚生労働省社会保障審議会人口部会委員

2016-     厚生労働省エイズ性感染症小委員会委員

2011-    国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)理事

2012-    性と健康を考える女性専門家の会会長

2012-    消費者庁消費者安全調査委員会委員

2015-2016  聖路加国際大学大学院看護学研究科 臨床教授

【専門】

人口問題、家族計画、セクシュアルヘルス

【所属学会】

日本産科婦人科学会(専門医)

日本性科学会(理事、認定セックスセラピスト)

日本生命倫理学会(研究開発委員)

日本人口学会日本性感染症学会

■ 著書・翻訳・監修等

『避妊―STD(性感染症)対策も確実に、賢い選択を (女医さんシリーズ)』 主婦の友社 1999

『13歳からの恋とからだノート』新講社2005

『30代,40代はじめての妊娠・出産安心ブック』永岡書店 2008

『保健体育のおさらい』 自由国民社 2011

『避妊ガイドブック』文光堂 2000

『ピル博士のピルブック』メディカルトリビューン 2001

『妊婦マッサージ』 医道の日本社 2014

『ピル適正使用マニュアル』じほう 2000

『カラダと気持ち』 三五館 2001

『ラブ・LOVE・えっち』 保健同人社 2002

『ガールズセックス』 共同通信社 2003

『思春期の性の問題をめぐって』 診断と治療社 2011

『現代用語の基礎知識』 「性」 自由国民社 2000-2014

『女性のからだと卵子のひみつ 卵子story(ランコストーリィ)』 小学館 2004

『徹底図解 女のからだQ&A』宝島SUGOI文庫 2008

『子宮内膜症―治療の選択肢とつき合い方 (サードオピニオンシリーズ)』SSコミュニケーションズ2003

『人に聞けない育児のちっちゃな悩み』 メディアファクトリー 2010

『女の子が大人になるとき』 少年写真新聞社 2011

1995 WAS(世界性の健康学会) ポスター賞受賞

2010 村松志保子顕彰会 感謝状受賞

2012 神奈川レッドリボン賞受賞など

PAGE TOP