「同意(どうい)」っていう言葉を知ってますか?
「いいよ!」「OK!」のことです。
好きな子に、キスしたり、触ったり、抱きしめたり、そしてもちろんセックスしたいと思った時に、相手に聞かないで、いきおいでしてる人はいないかな?
またはされていないかな?
どれも、相手に「〇〇していい?」と聞いて、相手が「いいよ・・・」と認めてくれたら、はじめてOKなのです。
無理やりしたら、それはもう暴力(デートDV)になってしまいます。
あなたの身体はあなたのものだから、してほしいこともしてほしくないことも、あなたが自分で決めていいことなんですよ。
「同意」についてわかりやすく説明してくれてるビデオがあるよ。
2本紹介するね。
※Consentは同意の意味。
日本語のナレーションが入っています。
※画面右下の字幕ボタンをおすと日本語の字幕がでるよ。
(スマホの設定により字幕ボタンがでない場合もあります)
出展:函館性暴力被害防止対策協議会
(この日本語の吹替版は、函館性暴力被害防止対策協議会が作成し、
子ども向けの予防教材として活用されています。)
もう1本は、セックスのときに同意が必要だってことを
紅茶に例えて説明した動画です。
日本語のナレーションが入っています。
※画面右下の字幕ボタンをおすと日本語の字幕がでるよ。
(スマホの設定により字幕ボタンがでない場合もあります)
出展:函館性暴力被害防止対策協議会
同意を得ることの大切さ、わかってくれたかな。
「考えたこともなかった!」っていう人も多いかもしれないね。
考えてみれば、同意をとることって、性的な行為だけでなく、人とのコミュニケーションとして大切なことでもあるよね。
交際相手だけでなく、学校の友達どうしや、家族どうしでもなにか相手にしたいときに
「〇〇していい?」って聞くことって大切かも。
あなたは、一方的に、友達にしてることってないですか?
自分の未来は自分で決めよう。
みんなはそろそろカラダが変化してきて
新しいいのちをつなぐ仕組みや準備もできたと思います。
恋人ができたり、結婚して自分の子供がうまれる未来のこと、
考えたことはあるかな?
異性と付き合うということは、「いのち」を生みだす可能性があるということ。
しかもそれは、思ってもみないくらいイキナリだったりもします。
「新しいいのち、産みたいけど産めない!」
「いまはまだ、ぜったい父親や母親にはなれない!」
・・・そんな悲しいことにならないために、
しっかり自分の意志でつきあい方を決めてほしいな、と思います。
もしもいま、悩んでいたら。
いま日本では、赤ちゃんができたけど、育てられなくて、産まないための手術(中絶手術)をする
10代の女の子は、1日約40人。
1年間では約14,000人以上の女の子が中絶をしています。
(平成28年度 厚生労働省調べ)
中絶がしたくて、妊娠するコはいないよね。
一人では妊娠しないから、もちろん相手とのふたりの問題だけど、
実際には、相手にも、親にも、友達にも言えないで一人で悩んでいる子がいると思います。
もしも、いまあなたが「妊娠したかも!」と心配だったり、
予想しなかった妊娠がわかって、誰にも相談できずに一人で悩んでいたら、
手遅れになる前に、あなたの住んでいる地域に一番近い〈妊娠SOS〉という相談機関に、勇気を出して電話してください。(名前を言わなくても相談できます。)
セックスから72時間以内だったら、
妊娠を避けることができる緊急避妊ピルという
妊娠を避ける薬もあります。
一番よい方法がとれるように、できるだけ早く相談してくださいね。